特定非営利活動法人 再生職人機構
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地域材使用製品開発

 疲弊している日本の森林資源を守るために都市部で木材を消費して、山を救う必要があります。都市での木材消費の一つの手段として、木を切り無垢材に再生することによって、都市住民が山の木を使うことになります。マンションの内装に木を使うことで、住まい手に対する癒しの効果や豊かな空間演出を表現できると同時に、木材の利用が森林の保護や地球環境の改善にもつながると考えています。しかし、マンションで無垢材を用いる為には、遮音性能を確保しなければなりません。これが開発のきっかけです。

A:木曽檜遮音フローリング商品 B:木曽檜間仕切り商品

A:木曽檜遮音フローリング商品
目的
マンションに無垢材のフローリングを適用する場合、マンションの管理組合で定めている遮音性能を確保する必要がある。
国内産材の檜や杉を一般的なフローリング材として利活用できる商品開発を行う。
東濃の檜圧縮フローリング表面
▲東濃の檜圧縮フローリング表面
開発プロセス
(1)無垢材檜の遮音性能を有するフローリング材の検討
(2)防音材の商品開発
(3)無垢材の圧縮化について
(4)遮音マットについて
東濃の檜+合板の複合フローリング
▲東濃の檜+合板の複合フローリング
遮音マット
▲遮音マット
試験概要
□試験名称
 床衝撃音レベル低減量試験
□試験方法
 「JIS A 1440」
□試験体
 一体 (2.70m×3.67m)
□試験場所
 財団法人 日本建築総合試験場 (大阪府吹田市藤白台5丁目8番1号)
□実施日
 平成20年2月29日(金)
試作品主要素材
▲試作品主要素材
試験仕様
試験仕様
▲試作品主要素材
LL試験風景
▲LL試験風景
試験室風景
▲試験室風景
LH試験風景
▲LH試験風景
試験結果
LL測定結果 LL測定結果
LH測定結果 LH測定結果

B:木曽檜間仕切商品
目的
マンション空間に無垢材の風合いと、味を持ち込む手段の一つとして、間仕切壁に無垢材を用いるシステム開発を行う。
檜+杉 ウォール間仕切壁表面
▲檜+杉 ウォール間仕切壁表面
開発プロセス
都市部でのマンションに、無垢材を用いることはコスト高になる宿命がある。この原因の一つは木材の流通コストであり、もう一つは大工職人の手間コストがある。この二つを解決する実験として、木材を山から直接仕入れ、コストの安い地域で加工し、それを都市部で取り付けるという実験を行った。
開発製品
○檜+杉のコンビネーション ウォール間仕切壁商品
○檜軸組と土壁のコンビネーション 真壁間仕切商品
試験結果
当初、壁の遮音性能実験の予定であったが、壁の場合の課題は遮音性能だけでなく、設置コストであることが判明した。そこで「山で加工し、都市で取り付ける」システムを開発した。この場合の、性能試験とは、迅速に、ローコストに、確実な施工ができるかどうかの試験である。
生産効率化への取り組み
本開発商品の一つである、「檜+杉のコンビネーションウォール間仕切壁」商品は、東京の本郷の現場へ、東濃の檜を大阪で加工し、東京の現場へ宅急便で送って設置した。これによって東京での価格が半分以下となった。このことから、設置システムを考慮した、木材商品供給システムが、都市での木材消費を促すことが判明した。
実施結果
○檜+杉のコンビネーション ウォール間仕切壁商品において、檜の風合いが生き、意匠的に暖かみのあるものとなった。また、部材をパーツ化したことにより都市での施工が可能となった。
○檜と土壁のコンビネーション真壁間仕切壁商品は、現段階では実施されてはいないが、名古屋ウェルネスマンションショールームにおいて展示される。特徴は、壁パネル部の仕上げ材を、土壁や漆喰、珪藻土などの湿気材から、紙材といったローコスト仕上材とのコンビネーションが可能である。これにより、コスト対応可能な間仕切壁が出来上がる。
▼檜+杉のコンビネーションウォール間仕切壁商品 図面
檜+杉のコンビネーションウォール間仕切壁商品 図面
施工例
室内風景(1)
▲室内風景(1)
室内風景(2)
▲室内風景(2)
檜+杉ウォール間仕切壁
▲檜+杉ウォール間仕切壁

『A:木曽檜遮音フローリング商品、B:木曽檜間仕切り壁』新製品開発
 ●『A:木曽檜遮音フローリング商品、B:木曽檜間仕切り壁』新製品開発の実施概要は、
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